• 数字は嘘をつかない、でも人はつく
    Oct 16 2025

    「統計学」と聞くと、なんとなく信頼できそうな印象を抱く人も多いかもしれません。ニュースや広告、研究発表など、あらゆる場面で“数字”が登場し、あたかも絶対的な事実のように扱われます。しかし、その統計が本当に中立で正確なものかどうかは、意外と誰も気にしていなかったりします。

    サンプルの取り方に偏りがあったり、質問の仕方ひとつで結果が大きく変わったり。さらには、グラフや表の“見せ方”次第で、印象操作されてしまうことも少なくありません。

    今回は、そんな「統計」という強そうな言葉の裏に隠された“あいまいさ”や“操作の余地”について掘り下げながら、数字をどう読み解くべきかを考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    13 minutos
  • ネズミ人間急増中!? 中国若者に広がる無気力生活
    Oct 9 2025

    「ネズミ人間」と呼ばれる若者たちの動画が、中国のSNSで急増しています。彼らは一日中、部屋にこもり、昼夜逆転した生活を送りながら、ほとんどエネルギーを使わずに過ごす様子を投稿し、その姿が多くの共感と注目を集めています。しかし中国政府は、このムーブメントを見過ごすことなく、動画の取り締まりに乗り出しました。背景には、若者の失業率が18.9%という過去最悪の水準に達し、社会全体に無力感が広がっている現状があります。熾烈な競争社会に直面する若者たちはなぜ「動かない」ことを選ぶのでしょうか。今回は、中国社会の疲弊と若者のリアルな姿に迫ります。

    Exibir mais Exibir menos
    15 minutos
  • 実はこの世界は仮想現実だった!?
    Oct 2 2025

    もし、いま目の前に広がっている“現実”が、実はプログラムで構築された世界だったとしたらどう思いますか? ニック・ボストロムの提唱したシミュレーション仮説は、私たちがコンピュータによって再現された仮想世界に生きている可能性を示唆しています。量子力学の不可解な現象や、物理法則の“美しさ”も、この仮説を支持する根拠として挙げられることがあります。最先端のコンピュータ技術やAIの進化が進む中で、現実と仮想の境界がますます曖昧になる未来が訪れるのかもしれません。

    Exibir mais Exibir menos
    22 minutos
  • スマホは1日2時間まで!? スマホ利用を制限する新条例が話題に!
    Sep 26 2025

    愛知県豊明市が全国に先駆けて、全市民を対象にスマートフォンの使用時間に目安を設ける条例を可決しました。10月から施行されるこの条例では、余暇時間のスマホ利用を「1日2時間以内」とし、子どもたちの使用時間帯にも具体的な基準が設けられています。罰則のない“理念条例”であるとはいえ、「自由を奪う権利があるのか」「家庭の問題に行政が口を出すべきではない」といった批判も多く寄せられています。一方で、スマホ依存の深刻化に警鐘を鳴らす動きとして、この試みを評価する声も少なくありません。自治体が市民の生活習慣にどこまで介入できるのか、そしてスマホとの付き合い方を見直す契機となるのか。今回は、全国初の取り組みとして注目を集める豊明市のスマホ条例について考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    20 minutos
  • 肩書ひとつで人はこんなに変わる!?
    Sep 18 2025

    「肩書」には、不思議な力があります。誰かが「先生」「社長」「リーダー」と呼ばれるだけで、周囲の態度が変わるだけでなく、本人の行動や考え方までもが変化するという研究結果があります。これは単なる思い込みではなく、心理学的にも裏付けられた現象。たとえば、スタンフォード大学で行われた「監獄実験」では、被験者に与えられた役割が彼らの人格や行動に強い影響を与えることが証明されています。人は自分がどんな立場にあるか、どう見られているかによって、自らの振る舞いや判断を無意識に変えてしまう生き物なのかもしれません。今回は、「肩書」という目に見えない力が、人間にどのような影響を及ぼすのかについて考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    18 minutos
  • 牛にVRを装着してミルクの生産量アップ! 驚きの実験とは!?
    Sep 11 2025

    ロシアとトルコで行われた、牛にVRゴーグルを装着するという実験。太陽が降り注ぐ仮想の牧草地を見せることで、牛のストレスが軽減され、1日あたりのミルク生産量が約22リットルから27リットルにまで増加したといいます。さらにアメリカでは、放牧風景をニワトリに見せることで、ストレスの軽減や免疫機能の向上が観察されるなど、動物にとって“視覚刺激”が重要な役割を果たす可能性が示されています。VRによって現実の制約を超えることで、動物たちの幸福度とパフォーマンスが大きく向上するというこの試み。今後は、医療や教育、福祉の分野でも“仮想の自然環境”を活用する動きが加速するかもしれません。今回は、動物とVRの不思議な関係と、それが人間社会に与える可能性について考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    13 minutos
  • 幸福度が一番低いのは何歳?
    Sep 4 2025

    人は年齢によってどのように幸福度が変化していくのでしょうか? 世界各国の調査によって共通して見られるのが、人生の幸福度がU字型を描くという現象。20代の若者期には比較的幸福感が高く、30代〜40代にかけて落ち込み、50代以降に再び上昇していく傾向が見られます。このカーブは文化や所得にかかわらず多くの国で共通しており、「中年の危機(ミッドライフ・クライシス)」という言葉ともリンクしています。なぜ中年期に幸福度が下がり、シニア期に再び上がるのか。人生を通しての幸福感の変化について考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    18 minutos
  • 恋愛は遺伝子で決まる時代!? 最先端の婚活事情を追え!
    Aug 28 2025

    マッチングアプリが進化を続けるなか、多様性を重視したプラットフォームや、遺伝子解析を取り入れた新たな婚活の形が登場しています。性のあり方が一方向では語れなくなった現代において、ユーザーが求める“つながり方”も大きく変化しています。特に、アメリカ発のスタートアップ「Nucleus Genomics(ニュークリアス・ゲノミクス)」が開発を進めるDNAベースのマッチングでは、デート前に相手の遺伝子情報を知ることが可能とされ、健康リスクや遺伝的な相性に基づいて恋愛の可能性を判断する時代が近づいています。「恋愛はもっと自由で、もっと感情的なものじゃなかったのか?」という問いが生まれる今、こうしたテクノロジー主導の婚活は日本でもスタンダードになっていくのでしょうか。テクノロジーと感情が交差する、新しい恋愛のかたちについて考えてみました。

    Exibir mais Exibir menos
    17 minutos